毎日がキツイと思った時におススメの映画
人生はサバイバルである
まったく予期しないことが突然起こり、大きく生活を変えてしまうのが人生です。
まぁ仕方ないよね・・・と思える時ばいいけど、しんどい時もあります。
そんなときにおススメしたい映画があります。
『キャストアウェイ』です。
トム・ハンクス主演のサバイバル映画です。
「あらすじ」
世界宅配便“フェデックス”の敏腕システム・エンジニアであるチャックは世界中を駆け回り、システム上の問題解決に明け暮れていた。
ある日、彼の乗った飛行機が事故を起こし無人島に漂流してしまう。過酷な環境の中4年が経過。
ついに彼は無人島を脱出し、文明社会の現実へ戻る。
だが、そこで彼を待っていたのは、更なる厳しいもうひとつの試練だった……。
サバイバルものではありますが、サバイバル自体は映画のテーマを際立たせるエッセンスに過ぎません。
この映画のテーマは「とにかく生き続ける」こと、これですね。
この映画は若者が観てもあまり響かないかもしれません。
人生に紆余曲折した年齢になってからの方が響きます(笑)
ピンチはチャンスなどと言いますが、ピンチの時にチャンスなどとは思えないし、疲れてしまってどうしてもしんどい時はこの映画を観て何か気づきを得て欲しいです。
S・T・O・P
サバイバルの話から入りますが、生存のピンチも人生のピンチと通じるものがあります。
この映画の主人公チャックも無人島に流れ着き、知ってか知らずかSTOPをしていきます。
Stop(やめる)
Think(考える)
Observe(観察する)
Plan(計画する)
…です。
パニック状態では人はよくおかしな行動をとってしまいます。
「もうどうしようもないのではないか!?」と思った時こそ、まずは立ち止まって下さい。
実際に動くのをやめる(Stop)のです。
まず深呼吸でもしましょう。
そして、何を一番重視したらよいか頭を使って考えてください。
それに見合る身の回りのリソース(資源)を確認しましょう。
そんなに多くはないとしても、それらを使って行動を起こしていきましょう。
悩みを解決する魔法の公式
ピンチの時にはようするに「心を落ち着けて冷静になり出来ることをする」ってのが重要です。
映画とは関係ありませんが、デール・カーネギーというおじさんによる「悩みを解決する公式」も紹介しますね。
私も日ごろ参考にしています。
2・やむをえない場合は、その事態を受け入れる覚悟をする。
3・それから落ち着いて、最悪状況を好転させるよう努力する。
本で書かれていた事例はこんな感じでした。
『ある男性がプロジェクトリーダーになって新しい換気装置を販売した。
たくさん売れたのだが、その製品に不具合があることが分かった。
このままでは開発費用から販売費用まですべてが会社の損害になる。
「ヤバい、ヤバい、ヤバい!」となっていたその男性がこの公式を使いました。
最悪の事態は「会社に損害を出した自分は首になり、無職になって職探しが必要になるだろう」。
そこで、「よし、会社がつぶれるまでの大損害ではないし自分が死ぬわけではないし、その最悪の未来を受け入れる覚悟を持とう」と決めた。
そのうえで「今あるこの事態を少しでも好転させられる方法がないか考えよう」とした。
結果、修正の付属部品を追加でつけることで能力が改善することが分かり、それを施すことで今までの販売分は損害が出ず、さらにもっと売れた。』
…というエピソードでした。
感想
ピンチの時にどういう心持ちで臨むかが大事です。
STOPにしても、悩み解決の公式にしても、どう前向きに対処するかの方法論でした。
ピンチをチャレンジとみて果敢に挑むことが出来れば一番良いでしょうが、それができない時だってあります。
そんな時にこの映画なのです。
映画の答えは「ただ生きる」。
これです。
もうね、生きていくことに意味も意義もなく、ただただ生きるだけでいいのだ、と教えてくれます。
コントロールが効かない人生の荒波には「委ねる」という在り方だっていいのです。
とにかく生きていきましょう。
何かいいことがきっとある、かどうかすら考えずに…。
キツイあなたに追い風が吹きますように。