ホームレスから自分の価値観を見つめなおす

ホームレス番組を見る

ホームレス・写真1
時々ホームレスの人の番組(動画)を見ます。
『真冬の荒川で暮らすホームレスの年越し』とかそういうやつです。

それを見ることで、
「人生にとって大事なものって何だろう!?」と自分に問いかけます。

まったく上から目線ではないです。

生きるのに本当に必要なものを教えてくれると思います。
同時に、我々が失っていて、彼らが得ているものも教えられます。
もちろん逆に、彼らが欲してやまないものと我々が今持っている(けど普段意識しないでいる)ものも教えられます。
めちゃくちゃ学びです。

ホームレスから学ぶこと

ちなみに以下は動画を見て、私自身が勝手にホームレスの人を想像し、そこから自分自身の学びになることを考えた内容です。

ホームレスの人といっても多様であることは容易に想像がつきますし、私の頭の想像を超えた状態や環境にいるケースもあるでしょう。
ですので、あくまでホームレス論ではなく「私が感じたこと・学びんだこと」を伝えたくて書いています。

人は“誰か”を求める

ホームレスの人って社会不信や人間不信がある人も少なくないと感じます。
社会に適応できない苦しさや人間関係が上手く構築できない苦しさがあり、結果的に「世捨て人」のような生き方をしているのではないかと思うわけです。
(本来こういう決めつけはNGなのは承知の上です…。)

それでも、やはり人は人を求めるんだよな~。
誰かと共にいたいものだよな~って感じます。

一人より二人で協力したほうが作業がはかどるし情報交換などもできるしって実利もあるでしょうが、同じくらい気持ち的に心強いと感じるでしょう。

一人でいたい時間を持つのは全く結構なことだけど、全くの孤独はいかん…と感じます。

生きるには衣食住が必要で、そのためには働くのが当たり前

「段ボールだけで暮らすホームレスはキツイだろう」と掘立小屋に住むホームレスの人は言っていました。
雨風しのげて、寒さに対応できて、日々のエネルギ―減である食事がとれること。
生きる上では衣食住は必要です。

…で、そのためには働くのが当たり前だよなぁ~って感じます。

ホームレスの人は、流行り廃りあるだろうけど銅やアルミや真ちゅうなどの金属を集めて収入にしているようです。
仕事の内容はさておき仕事は仕事。
その収入で食事や日用品などを買っているわけで、ホームレスでもおカネは大事ってことです。

生き方は本当に多様である

いい家、いい車、いい服、いい仕事…。
そんなことを我々はついつい求めるし、そこに価値を置きます。
あの人より自分の方が収入が良いとなれば気を良くし、あの人の乗っている車は自分のより高級だ知れば気落ちする。

ホームレスの人は、家がない・住所がない・定職がない。
それでも生きている(生きていく)のです。
生き方は、自分が思い描く以上に本当に多様だよな~って感じます。

何かあればアウト

病気になっても軽い病気くらいでは病院治療は受けられないでしょう。
救急の際は病院を使えるようです(行政のお世話になり治療費が出るようです)。

なので基本的には、ホームレスの人のセーフティネットは弱いですよね。

元気に生きられるだけ生きて、そのスタイルがうまく機能しなくなったらそれが即致命的かもしれません。
…だとしても、その時は死ぬだけ…と思えば、その在り方が一番シンプルな人生の真理じゃないかな~って感じます。

なにかあったら不安…とセーフティネットの用意を怠らない我々です。
でも、そういう恐れや不安におびえて生活を構築しているようなものです。
どんなことが起こるか起こらないか分からない未来におびえて、様々な状況でも生き延びられるように備える…。
その発想自体は悪くないし、ある程度は必要でしょう。

でもそれも度が過ぎると、生活が重苦しいものになってしまう気がします。

乗り越えられない障害が現れたらその時はそれまでさ、とどこか諦念をもって生きられたらいいですよね。

大事な人を大事にしたい

ホームレスの人が心残りに感じているのが、家族との関係が切れていること…のように感じました。
家族だけでなく自分の大事な人との関係性でも同じでしょう。
その苦しさや切なさは推し量る以上のものでしょう。

家族や愛する人と一緒にいられることが一番の幸せだよな~って感じます。
失って思い出の中だけでそれを味わうのではなく、今まさにそれを味わうべきだし、それだけでも無くさないように生きれたらそれで充分なんじゃないかな~って思います。

お金・財産・名誉・名声…。
あったら嬉しいものばかりです(笑)
…が、実際それらは死んだら持っていけないものばかりですね。

死んでも持っていけるのは、経験・思い出・感情・思考などでしょう。

そうであれば、
より温かい感情や思い出を積み重ねたいものです。
大事に想う人と一緒の時間(生活)を過ごすことが、私にはとてもとても重要になります。

まとめ

ホームレス・写真2
考え方や生活そのものを「重くしない」というのがまとめになります。

なるべく軽く楽しく朗らかに生きれる生活を構築したいです。

不足感や不満感を抱えるのも人生を重くします。
不安や怖れを抱えるのも人生を重くします。

好きな人と暮らし、自分の好きなことをして、朗らかに生きれば、それってめちゃくちゃステキな人生なのではないでしょうか。

裕福な暮らしかどうか…はさほど重要でないと感じます。
世の中に認められ注目されること…も案外心を満たさないかもしれません。

必要なものはかなりシンプルで「大事な人たちと朗らかに生きる」ってくらいです。
逆にそれを守っていけるように努力したいと思いました。

今日も一日、朗らかに生きよう。
人生は続く。