カフェを始めませんか?

カフェを始めませんか?

別に、カフェ併設鍼灸院について(https://hot-89.com/cafe_1/)の記事を書きました。

その後【カフェ】と【コーヒー豆のお店(豆屋)】の費用の差を比べた記事を見たのでシェアしながら考えます。
(参考にさせていただいたブログ:https://ameblo.jp/nanpouyuubinkitakahashi/)

開店費用

カフェと豆屋の開業資金の内訳は以下です。

カフェ

(15坪で家賃20万円を想定)
不動産取得費150~200万円
内外装費400~600万円
什器備品50~100万円
その他50万円
合計:650万円~950万円

豆屋

(10坪で家賃10万円を想定)
不動産取得費50~90万円
新品5キロ直火の焙煎機215万円
内外装費50~100万円
什器備品50万円
その他50万円
消煙機130万円
合計:580~680万円

営業開始後の売上と経費

カフェと豆屋のランニングコストと利益の内訳は以下です。

カフェ

~売上~
なかなか毎月の売り上げが100万円には行かないのが普通だと思う。
3年経過後、毎月100万円に行けば大成功だと思うが、そうした店は少ない。
又、席数×回転数の仕事である為、それ以降売り上げが増えて行くことは余りないと考えなければならない。

~経費~
3年経過後、100万円売れた場合
家賃20万円
人件費15万円
材料費20万円
諸経費(電気・ガス・水道・その他)15万円
計70万円(30万円残り)

豆屋

~売上~
3年後に100万円売るというのが、成功の形であるような気がする。
ただ、豆屋は本当に美味しければ、売り方も、通販を含めいろいろな形が模索出来るので、そこから売り上げを伸ばしていける可能性は高い。

~経費~
3年経過後、100万円売れた場合
家賃10万円
人件費0円
材料費25万円
諸経費(電気・ガス・水道・その他)10万円
計45万円(55万円残り)

まとめ

カフェにしろ豆屋にしろ、開業資金がかかりますね。
カフェの併設鍼灸院を考えた時にもこういう資金の問題は立ちはだかる大きな壁な気がします。
そして売上。
カフェもピンキリでしょうが、思った以上に厳しいと感じられるのではないでしょうか。
“大成功の”100万円を売り上げていて30万円(開店資金のローンもこの中に含む)しか残らないのです。
道理でチェーン店が増加して個人カフェがつぶれていくわけです。

一方鍼灸院の場合、開業費用に関しては少なくて済みますね。
この「お手軽に開業できる」という感覚が良さであり落とし穴です。
また、鍼灸院は経費率も非常に低いです。
仕入れがほとんどないですから。
鍼灸院経営は経費や売上に関してのシビアさがない気がします(私自身だってまだまだそうです<(_ _)>)
鍼灸院だって、懸命にやらないとダメです。
この「懸命」っていうのは、「治療だけ懸命」ではなく「治療も経営も懸命」ってことです。
借金を背負わずに開業できる(可能性が高い)業種であることに感謝しつつ、そこにあぐらをかかないようにしたいですね(^_^;)

豆屋をされているブログ主さんは、こんな風に書いています。

『皆さんの感じでは、多分、カフェにしろ、豆屋にしろ、本当にこんなに売り上げが少ないのと思った人が多いと思います。
私に言わせると、この数字は、特に食事を余り出さないカフェにとっては、むしろ、良い数字を書いている方かもしれないと思ったりします。
実際、普通の住宅地等で、カフェをおやりになっている方は、とても納得出来る数字だと思われると思います。

ただ、豆屋の数字については、3年目以降、本当に伸ばしていく人は、その数字の何倍でも伸びると私は思っています。事実、うちの店でもその位は売っています。
ただ、何もしないで売れる訳でないのは当たり前の話です。
私は、豆屋について言えば、2つの事が出来なければ売り上げは伸びないと思っています。

それは、商品としての豆を何所よりも美味しく焙煎しなければという意識です。

そして、もう一つは、それをどうやって売っていくのかという販促の問題です。
一番多い間違えは、美味しいものを売っているのだから、お客は黙って待っていても必ず買いに来てくれるはずだという、私からしたら、殆ど考えられない発想です。
こういう良く解らない古典的な発想で仕事をしているかぎり、店は良くはなりません。』