毎日が忙しすぎる、もう頭がパンパンだ!というシングルの方へ
仕事・育児・家事、すべてを担う負担
日々が忙しく常に何かに追われるように、スケジュールをこなしていますか!?
毎日が特急に乗っているかのような速度で、しかも複数の作業を同時並行的に進めなければならない…。
頑張っていますね、お疲れ様です。
体調が良い時はそれでよいでしょうが、うまくいかないことがあった日などは「しんどい!」ってなりますよね。
しんどさが積もりに積もれば病気というカタチで出てしまうかもしれません。
そんな人に「休む」必要性とノウハウを説いた本をご紹介します。
『急がない!ひとりの時間を持ちなさい』(著・デイヴィッド クンツ)です。
別にシングルに限ったハナシではありません。
全ての人に向けて、意識的に「とまる」ことを勧めた本です。
静止・休止・停止
本では「とまる」レベルを3つに分けています。
「静止」はほんの一瞬立ち止まること。
日々の生活の中で多用したい瞬間的なものです。
「休止」はもう少し長い数時間から数日程度のストップ。
風邪をひいて2・3日寝込んだ、などのような時間のことです。
半年に1回くらい風邪をひいてしまって強制的にストップがかかるのではなく、事前にそのくらいの頻度で1日程度の休みを設けるのが休止です。
「停止」は人生に数回しかないくらいの大きな休みです。
仕事も何もかもやめて2ヶ月世界を放浪旅をした、とかそういうレベルの休み。
現実的なのは「静止」を取り入れること
例えば子供がいて日々の生活を大きく変えることが出来ないなら、「静止」をチョコチョコ取り入れることが一番手っ取り早いでしょう。
・深呼吸する。
・「今は順調だ」などの自分を励ます言葉を自分にかける。
・一瞬立ち止まってみる。
トイレで、通勤電車で、一つの仕事から次の仕事に取りかかる合間に「静止」する。
こんなわずかなチャージを日に何度も取り入れるだけで、心身にエネルギーをもたらします。
習慣のチカラ
こういったことは習慣です。
ジョギング、ストレッチ、歯磨き、おやつ…なんでも習慣です。
良い習慣を身につけようと思ったら、最初はとにかくやる、だけ。
最初は意識的に行わないと忘れてしまいます。
開始1日2日では違和感しかないかもしれません。
習慣が身につくまで3週間と言われます。
ひと月経つ頃には、静止が生活の中に埋め込まれていると思います。
まとめ
自分の人生を振り返ると、停止してたのは妻を亡くした時かもしれません。
死別後1年くらいは、仕事も再開したり、日々育児などもしていましたが、それでも心は休んでいたというか、そんな時期でした。
毎日が薄い靄がかかったような時間だった気がします。
これは著者が言う「停止」ではないのかもしれません。
でも、私にとっては人生が大きく切り替わるのに対応する時間でした。
その経験を踏まえると、本では「静止・休止・停止することで人生が豊かになる」と書かれていますが、そんなに劇的に大きく激変するものではありません。
まぁ当たり前ですよね、人生は途切れることなく続いているのです。
季節で言えば春と夏は連続しながらも明らかに何かが違うように、前の時期と今の時期にあとで振り返った時に区切りのようなものがあるのです。
その合間には「休み」があります。
この本では、それを意識的に引き起こそうという指摘が興味深いのです。
私の死別後の「停止」はいわば強制されたものです。
風邪で寝込んだ「休止」と同じよなものです。
そういう強制力が働く前に、休むアクションを起こしていたらもっと違っていたのかな、と思いました。
意識的に休む、これ大事です。
参考にしてみて下さい。